紅茶の等級 紅茶のグレード
紅茶のグレードを知ろう
紅茶の茶葉にはさまざまなグレードがあるのをご存知ですか?茶葉の形状や大きさによって区分されています。これを一般に紅茶の等級区分といいますが、それは茶葉の「大きさ」と「外観」を表しています。このブログでは、それぞれの茶葉の等級を細かくみていきましょう。主な紅茶の等級は6種類
OP(Orange Peloe / オレンジペコ―)
製茶仕上げが終わった原料茶葉の長さが7〜11mmで針金状のもので葉は薄く、水色はオレンジ色で薄い。ものをOPといいます。
BOP(Broken Orange Pekoe ブロークン・オレンジペコ―)
OPタイプの茶葉を機械でカットしたもので、サイズは2〜3mm。最も多く新芽を含み上級品が多いものがBOPとされています。
OPとBOPでは製造方法が違いOPはやわらなく揉みながら葉をよるのに対し、BOPは上から強く圧力を加えて、押さえつけたまま揉み、茶葉をカットしていきます。
BOPF(Broken Orange Pekoe Fannings ブロークン・オレンジペコ―・ファニングス)
BOPFはBOPの茶葉よりさらに細かくカットされたものでサイズは1〜2mm。水色はさらに濃くなり、香りがより早く出るため、ティーバッグによく使用されます
BOPFよりやや大きめのものを「PF(ペコ―ファニングス)」やや小さめのものを「F(ファニングス)」といいます。
D(Dust / ダスト)
工場で作られる紅茶の中でもっともサイズが細かいものをいう紅茶の業界用語です。チリ、ほこりを意味するわけではありません。
分級紅茶(ブロークンズ)をつくる場合、BOP、BOPF、Fなどと一緒にできるもので良質のダストの場合は高値で売買されます。通常のダストはインドなどの生産国の人々の日常用の紅茶として、日々大量に消費されます。水色が濃く、味も強く早く出るのが特徴です。
CTC製法
CTC製法とは、特殊な揉捻機を使用して行う、CRUSH, TEAR, CURL(押しつぶす、引き裂く、丸める)の頭文字をとった製法です。茶葉を回転数の異なる2つのローラーの間に巻き込み、押しつぶして茶葉の組織を破壊・切断し、丸めて成形します。茶汁は葉の繊維についたまま乾燥させるため、茶葉の色は赤茶色で、熱湯をかけると短時間で溶けて強いフレイバーと水色が出ます。CTC製法でつくられるのは、一般的には個性の弱い茶葉とされていますが、品質の良いものは、ティーオークションで高値がつくこともあります。
茶葉の特徴を形容する等級(グレード)
それではさらに細かく、茶葉を形容するネーミングを意味をご説明していきましょう。
S(Special)はスペシャル、特別な
F(Fine, Finest)は、ファイン、ファイネスト、素晴らしい
S(Silver)は、シルバー、銀白色をした新芽であるシルバーティップス(Silver Tips)が多く含まれている
T(Tippy)はティッピー、新芽が多く含まれている
G(Golden)はゴールデン、黄金色をした新芽であるゴールデンティップス(Golden Tips)が含まれている、ティップスの色と水色の双方を形容している。
F(Flowery)はフラワリー、花のような香り
美味しさとは関係のない紅茶のグレード
紅茶の等級(Gradeグレード)とは、茶葉をサイズや形により分類するもので品質による等級ではありません。つまり、紅茶の世界では「高級=おいしい」といいきることはできません。
ただし高級紅茶=価格が高い、ということは確かです。そのひとつの理由はグレードの高い紅茶は収穫量が少ない、つまり希少性が高いからです。 茶葉は大きさやよれ形状によって、香味がお湯に溶け出るのにかかる時間が違い、違う大きさの茶葉を同じティーポットに入れてしまうと味に問題が出てしまいます。従って、最終的に販売する茶葉にするためには、製造過程のどこかで、ふるいにかけて茶葉の大きさで分けて行かねばなりません。また、ブレンドするためには形状が揃っている必要があります。このふるい分けによって分けられた茶葉に等級が付けられるのです。紅茶の最高級品はF T G F O P 1
紅茶のグレードで一番高いのは、F T G F O P 1は「ファイン・ティッピー・ゴールデン・フラワリー・オレンジ・ペコー1」といわれています。これは、ゴールデンチップスと呼ばれる新芽が多く含まれたフラワリー・オレンジペコーで最上級品のひとつとして扱われます。
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1,300円SOLD OUTインド北東部に位置する世界最大の紅茶の産地アッサムティーを抽出がしやすいCTC製法にしてお届けします。CTCとはCrush(潰す) Tear(引き裂く) Curl(丸める)の略。 収穫した茶葉を紅茶に加工する際、専用の機械を使い、潰し引き裂きながら、丸いつぶつぶの形状の紅茶。芳醇な香りでミルクティーやチャイに合う茶葉と言われています。ミルクやお砂糖なしのストレートのスパイスティーや、スパイスなしの濃厚ミルクティーとしてもお楽しみいただけます。