元ヘルパーの心温まる エッセイ詩集 ぬくもり
入居者さんと繰り広げる心温まる日々の出来事がエッセイ詩集に
モクシャチャイオーナーである私、玲夫奈の母、大久保 栄里紗(おおくぼ えりさ) が文芸社より 「エッセイ詩集ぬくもり」 を発売しました。母が17年介護ヘルパーとして勤めた有料老人ホームで繰り広げられる、クスッと笑えて、ほろっと泣ける介護施設の入居者さんとの感動ストーリー。認知症の人、いくつになってもおしゃれ心を忘れないよう努める人、戦争時代をしる最後の世代の方々。生い立ちも境遇も性格もさまざまなお年寄りの方々。介護職として忙しく働く母と入居者のお年寄りと日々繰り広げられるさまざまな出来事で感じた母の思いや、気付きが一つの詩集となりました。
寄り添うことが入居者さんの心の扉をひらくきっかけに
私が感じたこの本のテーマは「寄り添い」。まだ自分は関係ないと思いつつ、いつかはやってくる自分の親や大切な人の介護の問題。そして、自分自身の将来のこと。だれもが歳をとり、老いていく。そんな人の人生の最終章を一幕をきりぬき、コミカルかつハートウォーミングなタッチでまとめたのがこの「エッセイ詩集ぬくもり」です。
チャイというエナジードリンクが母の原動力
私の母は、大晦日や元旦も介護の仕事でほぼ家にいることはありませんでした。普段も夜勤や早番で介護職で忙しく勤務をしていた母。夜勤は多い時は月に6-8回。早番の時は朝4時に起き、5時には家を出発。私はそんな母親の背中を見て育ってきました。そんな母の元気の源はスパイスから入れるマサラチャイ。そう、これがモクシャチャイの原点の一つでもあります。2020年3月にマツコの知らない世界の「チャイの世界」特集で神原博之さんもおっしゃっていましたが、「チャイはエナジードリンク」。同じことを、母はいつも私に言います。
チャイを飲むとなんだか元気になって不思議とエネルギーがみなぎってくるのよ。
私の両親は、今でも毎朝2時間かけて二人でチャイタイムの時間をとっています。もう30年以上つづけています。チャイが二人が仲良く一緒にいる一つの理由となっているのかもしれません。
介護で疲れた人にも読んで欲しいエッセイ集
やっぱり介護は大変。この本は、日々介護で忙しく働き、大切な人の気持ちに寄り添う余裕がなくなっている方々にも読んで欲しい本です。もし自分の親が認知症になり、体が自由に動かなくなり、そしてうまくコミュニケーションがとれなくなったとき、この本が一つの指南書にもなるかもしれません。ひとりの人・親・大切な家族・そして人生の先輩として寄り添いながら接する大切さ、そんな事を思い出させてくれました。まだ自分には関係ない、そんなふうに思っている方にもきっと気づきがあると思います。そんな母の本をチャイを片手に、読んでくださると嬉しいです。
購入は全国書店またはアマゾン、楽天など各種オンラインショップで。定価1210円(税込)。このモクシャチャイのサイトでは10冊限定で、著者のサイン本にレンジdeチャイをつけた特別セット、1800円(税込・送料無料)で販売いたします。この機会にぜひ。