私たちは、スパイスを愛してやみません。
癖になるようなスパイスの香りは、チャイに病みつきになり、それでいて健康的です。
それでは、スパイスにはどのような効用があるのか、漢方や薬草を専門に扱う薬剤師、原明奈先生にスパイスについてお伺いしました。

Q.

スパイスと漢方薬に、共通するところはありますか?

A .

もちろんあります。
漢方薬は何種類かの生薬が組み合わさったものですが、この生薬はスパイスとして使われるものもあるんですよ。例えば、チャイに含まれるシナモン。漢方では、体を温める際に使う桂皮(けいひ)として用いられます。風邪薬で有名な葛根湯(かっこんとう)にも入っているんです。

生姜もそうですね。漢方で使う時は「ショウキョウ」と呼びます。胃の調子を整えて、体を温める目的で使います。漢方薬の7割ぐらいの処方に入ってくるほど、よく使う生薬の一つなんです。

Q.

モクシャチャイにブレンドされているスパイスの効能について教えて頂けますか?

A .

はい。以下がスパイスの効能です。

①シナモン:漢方薬で使うときは桂皮(けいひ)と呼びます。身体を温めて発汗を促すはたらきがあります。漢方でいうと、元気や気力など生命エネルギーを意味する「気」を全身に巡らせることでお馴染みです。

②カルダモン:ユーカリ油、樟脳、そしてレモン油の香りが合わさった爽やかで上品な香りが特徴的です。 漢方では小荳蒄(しょうずく)として、香りで胃を元気にする働きを期待して使います。

③ブラックペッパー:お料理でも馴染みのある黒 胡椒のことです。冷えを改善したり、食欲を促す働きがあります。

④ショウガ:胃の調子を整えたり、体を温めたりする働きがあります。

⑤クローブ:体を内側から温め、胃を元気にしたり、リラックスさせる働きがあります。

Q.

先生はどんな時にチャイを飲まれますか?

A .

夕飯のあと、ほっとしたい時ですね。
チャイは香りの高いスパイスが沢山入っているので、気の巡りが良くなります。飲むことで、1日の溜まった疲れと緊張感がほぐされます。

原 明奈

薬剤師・漢方生薬ソムリエ
和漢美容プログラム主宰
名古屋在住

大学院生薬学分野修了。漢方薬メーカー医薬学術職を経て、老舗漢方薬局へ。 日本の女性に体の中から美しく健康になってもらうための和漢美容プログラムを主宰。 これまでに300回以上の講演を実施して漢方を初心者にも分かりやすくお伝えしている。

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